行政書士にも契約書にも全く関係なく、単なる趣味というか暇つぶしで証券外務員一種の勉強を始めました。そのことについて雑感を。

証券外務員一種とは

私が使ってるテキスト

証券外務員とは、金融機関等で金融商品の勧誘や販売をする人です。
証券外務員の資格を持っていないと勧誘や販売の業務ができないので、金融機関勤務で金融商品を取り扱う可能性があるなら取っておいて損のない資格です。

私は民間資格はあまり価値がないと考えているタイプですが、証券外務員は民間資格とはいえ、証券外務員でないと行えない業務があり、かつ認定団体である日本証券業協会は内閣総理大臣の承認を受けて活動している団体のため、証券外務員は限りなく国家資格に近い民間資格です。

外務員は一種と二種がありますが、私のようにいきなり一種から受験することも可能。

受験料が13,860円と行政書士よりもはるかに高いインフレ価格なので、庶民の中の庶民である私は、二種から勉強を始めるのはきっついので、いきなり一種の合格を目指そうと画策した次第です。もちろん一発合格狙い。庶民にドSな姿勢を貫く割高受験料を2回も3回も払うほど太っ腹でも財布が膨れているわけでもないので、一発合格以外あり得ません。一発で受からなかったら鼻からパスタ食べます。

証券外務員一種はどれだけ難しいの?

合格率は一種二種ともに7割。簡単ですね。勉強範囲は以下。

〔法令・諸規則〕
・金融商品取引法及び関係法令
・金融商品の勧誘・販売に関係する法律
・協会定款・諸規則
・取引所定款・諸規則

〔商品業務〕
・株式業務
・債券業務
・投資信託及び投資法人に関する業務
・付随業務
・デリバティブ取引(一種外務員資格試験のみ)

〔関連科目〕
・証券市場の基礎知識
・株式会社法概論
・経済・金融・財政の常識
・財務諸表と企業分析
・証券税制
・セールス業務

実際に一通り勉強してみた所感としては、金融の基礎知識や株式の基礎、経営指標の計算(PERやROEなどの計算式)などを学ぶ感じ。
深い知識を要求されるというよりも、どの科目も基本的には基礎が求められるので、金融に明るい人ならさして難しくないかと。

私はFP2級を持っており(FP2級の勉強範囲と被る科目あり)、さらには株をやってるので会計がわかるため、自分の知識をおさらいしてるような感覚です。

合格率70%ではありますが、金融知識0の人からしたらまず用語の意味がわからないので、その点は苦戦するかも。

なんで証券外務員一種を受験するの?

はっきり言って証券外務員一種を取ったとて、行政書士業には何も活かされません(金融商品取引業者の登録サポートとかをやるなら、多少経歴に箔をつけられるけど、その道は難易度鬼高すぎて私には無理)
なので受験は完全に趣味。

元々東証カジノが大好きなので、「株や金融の知識を深めるがてら証券外務員一種受けるか」、という軽い気持ちで受験を決意しました。

別に証券外務員を取ってもどこかの金融機関に就職する予定はありません。
そもそも私は職歴が壊滅的な上に年齢が32歳で順調に若さという資産が減価している真っ最中なので、このような下界に蔓延る迷える子羊を拾ってくれる慈悲の精神に溢れた金融機関などどこにも存在しないでしょう。

でも仮に就職できるとしたらトレイダーズホールディングスがいいです(株主なので)。
もしトレイダーズの関係者様がこの記事を見ていましたら、飼い主に捨てられた哀れで無力な子犬を保護する感覚で拾っていただければと思います。お願いします!(絶対無理)

おわりに

受かったらまたこちらでご報告させていただきます。
もしいつまで経っても合格報告記事が上がらなかったら、全く受験に受からず、でもプライドが邪魔してそれを報告できず、沈黙することで皆に忘れてもらうという姑息な手段を取っているとご理解ください。
その際は変に指摘せず黙って見過ごしていただけると、私のメンタルヘルス的に助かります。間違っても鼻にパスタぶち込もうとしてこないでね。おなしゃす!